マブラヴExtra編 感想

全くの偶然ながら今年(2021年)10月からこの作品の続編であるマブラヴオルタナティブ(この感想文中はオルタ呼称)のテレビアニメが放映されるようです。

 

そんなこともつゆ知らずsteamの旧正月セールで見つけて小躍りしながら買ったのも今は最近。

ずっと前からプレイしたいと思ってたので念願かなったプレイ体験でした。

そして瞬き、口パク、主人公の動作による視点位置の移動、人物の動作を表現する立ち絵の動かし方と当時から実装されていたこれらのギミックに驚かされました。

 

しかし残念ながらR18化パッチはsteam配信に対するキックスタート特典か海外ユーザ向け販売窓口を担っていたdenpasoftのHP上でオンライン購入で入手できたらしいですが、権利移譲されたらしく今は健全なモードでしか遊べません。

ですがこのマブラヴに関しては特にR18 化する意味もないと思うので無問題でした。

肝心なのはオルタ、これはR18表現でぜひプレイしたいのでパッチ販売再開を待つかパッケ版を買うことになるかなと。

 

追記:Extra編ですでに良かったのであるか分からないパッチ販売復活を待つよりかはとパッケ版買ってきました。

 

この作品は前段作戦と後段作戦に分かれてて最初にExtra編をプレイしてからunlimited編に行く形です。

特別な物語を経て制限解除される物語(本編)、始める前からとてもわくわくします。

ちなみに攻略サイトでは純夏ルートと冥夜ルートクリアがunlimited編の解除条件ということになってる表記が多いですが、自分の場合は純夏ルートクリアのみでunlimited編がアンロックになりました。注:steam版2021年2月時点

 

追記2:マブラヴで感想を書こうと思いましたがExtra編全編終了時点で21時間かかったので分けて投稿。unlimited編はこの記事を書いてる時点で未履修。

 

共通ルートは、今読むとノリと描写が昭和で、人の目がネットを通して世界に強くつながっている今の人は耐えられるのかと心配になりながらも遊びました。

それでもおっさんだし話のテンポはいいので読むのは楽でした。

 

 

純夏ルートは幼馴染の定番展開。

夏、田口さんの声が妹だったことはあっても幼馴染だった経験がなかったので違う意味でもドキドキしながらのプレイ。

夏n田口さんボイスが後半になるほど冴えわたってきてこんな幸せな気分は何年ぶりだろうと青春時代を思い出し涙なしには聞けなかった。

特にピロートーク夏野こおり真骨頂かというくらいヤバかった。

ただ個別イベントは短く、結構サクッと終わった印象から本作品ヒロインは冥夜かなと予想できました。

脇道に逸れますが一時期田口さんがニュース番組でナレーションをしてるのを聞いててドキドキしましたね…。

 

 

ということで冥夜ルートが本編な気がします。

内容は家の継承と個人の気持ちの折衷。過去の約束をトリガーにしたこの物語の舞台を作った理由となかなかに思いの強い内容でした。

純夏ルートでも過去の思い出が流れますが、純夏に重きを置いてるからかそこまで感情が動かされることがなかったです。

しかしこのルートで補完されるので自分としては純夏ルート含めていい表現方法だったと思います。

月詠さんが有能過ぎてつらい。

 

 

慧ルートは委員長ルートと若干被ってるとこがあるのでルートに入っても「あれ…委員長ルート選んだっけ?」と不安になりながらも最後まで慧を優先させることで事なきを得ました。

ただ、過去の男との邂逅という処占厨にはきつい内容で「泣きながらプレイする人もいるのでは?」と泣きながらプレイしました。

 ラストがとてもよかったです。思わず「グッフ」と笑いました。

 

 

委員長ルートも泣きました…メインシナリオとは別のところで。

涼宮、事故、入院に加え茜の過去に対する独白で泣く気がなくても無理でした。

君望は細部は忘れてても輪郭の部分だけでも記憶に強烈にLandscapeが残ってて影響が強すぎます。体に毒です。ぜひ履修を。

完全にこのシナリオを喰ってたんじゃないかと個人では思いました。

委員長の話は今何時そうね大体ねで終わります。

 

 そして武のクズっぷりがよく見れたルートでもあります(個人の見解)。

たまルートでもそれなりに日和ってるところが描写されますがこちらはライターがハンドル操作を間違えたらしく、マジでガチでただの自己愛あふれたええかっこしい将来は情報商材で相手を借金地獄に突き落として窮状を一緒に泣きながらお風呂屋に連れて行ける男になれると思います(個人の見解)。

 

 

 たまルートは独特でした。途中までは他と共通ですが後半、球技大会イベに行かないで完全オリジナルルートに。もちろん「すわこれは正ヒロインか」と構えました。

 が、完全なifらしくシナリオが断トツに温かったです。

親父たちのテンション、嫌いじゃない。

このルートの冥夜との対話でたまとの関係をはっきりさせる時 

 

「相手の事情に飲み込まれてたら、何も出来ねぇんだ」

「それを理由に何もできないやつは臆病なんかじゃない……卑怯なんだ」

 

抜粋は二行ですがここの場面とてもよかったです。委員長ルートの武はどこの世界線からやってきたんだ?

 

 

普通エンドが二種類ありました。

いわゆる尊人編と健全青春エンドです。

 

特に感慨もなく終わりました。

 

 

Extra編、これだけで普通にギャルゲーです。総プレイ時間は前述しましたがフルコンまででセリフを端折るパターンでも21時間です。セリフをしっかり全部聞く人は23時間くらいになるかも。

ここからさらにunlimited編があるんですからボリュームヤバいですね。

老体にはきついですが約束された神ゲーなのでunlimited編をプレイするのが楽しみです。さよなら。